難易度:★★★★★☆
作曲:オードウェイ 作詞:犬童球渓 (敬称略)
オードウェイはフォスターと同時期に活躍した作曲家。犬童球渓は音楽教師で、新潟高女で教鞭を振るっている時に、故郷の熊本を想って訳詞したと言われています。(引用:西東社・こころの名曲集より)
■アレンジのポイント
今回のアレンジはかなりジャズボッサ風です。元のキーがE♭の様ですが、やはりソロギターと言うことを考えて、キーをAにして解放弦を使用できるようにしました。
コードも、ベース音が上手く上下するようにリハーモナイズしていますので、ボサノバの流れるようなラインが表現できたかな?と想っています。
イントロはコードAの内声音をクリシェしてボサノバ感を出して見ました。
テーマはAからベース音が下がっていき、再びEから上がっていって、B、Eと言うジャズで言うところのⅡ-Ⅴ進行を入れてAに解決しています。
サビの部分は同じような進行にして統一感をもたせて、同じようにⅡ-Ⅴ進行をへてテーマに戻ります。
その後、サビのコード進行で私の“なんちゃってアドリブ”を入れました。
本来即興で演奏するのがアドリブなんですが、今回は一度即興的に演奏したものを録音して、それを弾きやすいようにアレンジを加えたり、変更してラインを創りました。またこの部分のアドリブについては後日説明が出来ればと想っています。
再びサビを経てテーマへ戻りイントロのパターンでエンディングです。
流れはかなりオーソドックスな流れにして、短いながらもまとまりのある感じにしました。
■演奏のポイント
私の演奏自体がけっこうラフです。ですから譜面に起こした段階で少し解りやすくリズムなどを変えて書いていますので、本当のニュアンスはmp3での演奏を聴いて見て下さい。ただし、このつたない演奏は私の稚拙な感性ですので、ご自身の感性のまま、適に崩して演奏してみてください。
イントロは最初の小節が2弦を人差し指で3弦を中指で押さえます。そして次ぎの小節は2弦を薬指で3弦を小指で押さえると言う、2パターンの押さえ方を基本にすると内声の動きがスムーズになります。
テーマ5小節目の2拍目はストレッチコードです。小指でメロディの1弦5フレットの「ラ」を長く延ばしてメロディの途切れを無くすのがポイントです。
6小節目の2拍目は、1弦の解放でメロディの「ミ」を延ばします。押さえにくいフォームですが、その1弦に他の指が触れないようにしたいところです。人指し指で6弦の1フレットを押さえますが、なるべく指を立てて押さえると全体的に上手く押さえることが出来ます。
8小節目はメロディが「シ」です。これはTAB譜を見ていただくと解るのですが、解放弦で出します。しかしバッキングで同じ「シ」の音を3弦の4フレットで出していますので、これも2弦に他の指が触れないように押さえます。
13小節目のサビは、最初の1拍の和音Dを私はスライドさせて次に繋げて演奏しました。このあたりは個人のニュアンスで弾き抜けてください。
16小節目の3~4拍は、ジャズでは定番のⅡ-Ⅴ進行のフレーズです。
21小節目からアドリブです。
最初はコードDを基本にトップノートを1弦に持って行って展開しています。
22小節目でC♯m7を弾いて、すかさず16分音符の単音のラインになります。コードを弾いて、単音ラインを弾いて・・・と考えるとそのつながりが難しいので、コードを弾いたら、単音ラインの2拍目の頭の「ソ」の音はコードを押さえたまま弾くような感じで展開するとスムーズに弾けると想います。23小節目も同じですね。
24小節目の3~4拍は定番のジャズⅡ-Ⅴ進行でのひとつのパターンです。私はこのラインをジャズギタリストのジョー・パスさんの奏法から学びました。ジャズのソロギターにおいてはかなり使えるフレーズです。
27小節目の3拍はBm7を押さえたままで小指のみを動かして単音ラインを弾きます。このフレーズもm7系のコードでは良く使用するパターンです。セーハして押さえるのですが、あまりそれは意識しないで、どちらかと言うと単音のメロディラインを意識しながら弾く、と良いと想います。最悪和音が途切れてもメロディラインが繋がっていれば、アドリブラインは完成しますので。
とにかく細かいニュアンスは言葉では説明しにくいのでお許しください。
また、何となくでも弾けるようになったら、今度はご自身でアドリブのパートを演出してみてください。
また、そのあたりの話は後日、レクチャーの方で解説してみたいと想っています。
>>>譜面はこちらからご覧ください。
*なお、今回はギター譜とTAB譜を一緒に記載しました。
